2011年ドルトムント留学体験記

真木 晶

派遣先:Bayer Schering Pharma AG

滞在先

ドイツでの2ヶ月間は,Bergkammenという田舎町に住む老夫婦の家の2階に,同じく京大化工から派遣されたルームメイトと二人でホームステイのような形で滞在させてもらいました。まず始めに衝撃を受けたのは,このホストファミリーには英語がまったく通じなかったことです。そのため,極わずかなドイツ語の語彙とボディーランゲージを駆使して体当り的なコミュニケーションが必要でした。それでも通じない時には,庭の向こうからお隣さんがふらっとやって来て独英通訳をしてくれたりもしました。このような,ちぐはぐなコミュニケーションしかとれない私たちに対してもホストファミリーは,再三お茶や夕食に誘ってくれたり,近郊の旅行に連れて行ってくれたりと,本当に親切にしてくれました。その度に,慣れないドイツ語で(向こうは慣れない英語で)コミュニケーションをとることはとても新鮮で,ささいなやりとりでも言わんとすることが通じたときはうれしかったです。おかげで,最初は数字の数え方さえ危うかったドイツ語ですが,滞在を終える頃には日常的に使う簡単な表現・単語を使えるようになりました。このように生活の中で日本語を解さず直にいくつかのドイツ語を学べたことで,ドイツ語の表現に潜むドイツらしさを自分なりに少し発見することもできました。

ドイツでの生活

平日は,8時までに自転車で15分程かけて通勤し,12時から1時間の昼休みを挟んで,15時まで働くという生活でした。当然感じたことは,“もう帰っていいの?”ということです。インターン生だから特別というわけではなく,15時を過ぎると三交代勤務の人たち以外はぞろぞろと帰り出します。金曜日には,皆さらに早く帰ります。その代わり,朝早く出勤したりして帳尻を合わしているとのことでした。どうやらドイツではこれが標準のようです。仕事を終えて帰宅したあとは食料の買い出しに行ったり,ビールを飲みながら週末の旅行予定を立てたりしていました。ドイツのビールは水より安く,種類も豊富で本当においしいです。そしてドイツ人は老若男女,皆が皆本当にビール好きでした。テレビのスポーツニュースのキャスターたちの卓上に,当たり前のようにビールジョッキが置かれていたのには驚きました。毎週末には各地を旅し,北はベルリン,南はミュンヘン,西はアムステルダムまで,ドイツや近隣国の町々を見て廻りました。中でも印象に残っているのはミュンヘンでのビールの祭典,オクトーバーフェストです。歌声などで会話がよく聞こえないくらい賑わっている満員のテントの中を,マスと呼ばれる1Lジョッキをいくつも掲げて走り回っているウェイトレス達は圧巻でした。またドルトムントでのサッカー観戦も強く印象に残っています。現地での香川選手の人気はすごく,ユニフォームを着て歩いているだけでドルトムントサポーターだけでなく相手のサポーターからも“カガーワ”と声を掛けられたり写真を撮ろうと言われたりする状況で,1人の日本人がドルトムントという町に与えた影響の大きさを実感しました。

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仕事場

職場では化学プラント内のユーティリティーを賄うためのパワープラントに配属され,主に,タービンを回すために廃棄物等を燃焼させた際にボイラーから発生す排ガスの浄化装置の運転の効率改善に取り組みました。具体的には,排ガス浄化装置の各場所を流れる水を採取し,ラボでその成分を分析するという作業を毎日行い,蓄積したデータを元により効率的な運転方法を模索するといった仕事でした。とてもシンプルで簡単な仕事でしたが,職場の人達とドイツ語や英語でコミュニケーションを取りながら仕事に取り組めたということはとても良い経験になりました。

またいつか必ずドイツを訪れたいと思います。

平間 大介

派遣先:Bayer Schering Pharma AG

動機

私はもともと英語に興味があり、日本語が分からない外国人とコミュニケーションを取ることに憧れていました。しかしそれまで海外に出る機会がほとんど無く、実際に英語を話すという経験はあまり多くはありませんでした。 そこで今回の研修を通して経験を積んでみようと思い、このプログラムに参加しました。

研修

研修では真木君とともにドルトムントの隣町にある製薬会社のBayer Schering Pharmaに配属されました。 仕事として工場内の発電施設に携わりました。発電所内の設備の点検や、発電所から排出される水の水質調査を行いました。調査の結果から、使用される燃料と排水の水質や、含まれる化学成分の種類・濃度の関係を提案しました。製薬の仕事とは直接は関係なかった気がします。 仕事時間は8時から15時くらいまででしたが、15時過ぎに帰宅する社員の方もいて、ドイツ人は仕事とプライベートのバランスをとるのが上手なんだなと感じました。仕事が終わってからは、時折上司にビリヤードなどに連れて行ってもらいました。  現地の人とは英語でコミュニケーションを取りました。最初は相手の英語を聞き取れなかったり、自分の言いたいことをうまく言えずにもどかしい思いをしたりもしましたが、何回もやっていくうちに慣れていった気がします。

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生活

下宿は会社の近くの家にホームステイしました。仕事が終わってからは、せっかくドイツに来たんだからということで、色んな種類のビールを飲み比べたりしました。 週末はドイツ各地や近隣の国に旅行に行きました。旅行をして、ヨーロッパの建物や街並みなどを肌で感じることができました。日本にはない雰囲気を味わうことができ、とても新鮮でした。サッカー観戦に行ったり、ビール祭りのオクトーバーフェスタに参加したりと非常に貴重な経験ができたと思います。

振り返ってみて

M1の夏休みの2ヶ月をドイツで過ごしましたが、本当に密度の濃い期間を過ごすことができました。 帰国する頃には、自分でもはっきり分かるくらい英語力が身につきましたし、ヨーロッパを生で見てきて価値観の幅も広まったと思います。 これを読んでいる4回生以下の皆様は、M1でこの研修に参加してみてはいかがでしょうか。コミュニケーション、異文化交流、旅行、サッカー、ビールなどドイツで楽しめることはたくさんあります。少しでも興味があれば、きっと有意義な時間を過ごせると思います! 最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった大嶋先生をはじめ、このプログラムに関係された方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

橋本 摩耶

派遣先:Bayer MaterialScience AG

動機

私がこのインターンシップに興味を持ち始めたのは学部2回生のときです。化学プロセス工学コースが主催する学生に語る会で先輩の講演を聞き、ドイツで2ヶ月過ごせるなんてめっちゃいい!絶対行きたい!と思ったのがきっかけです。私は英語の成績がとても悪かったのですが、運良く参加できることになりました。

企業でのインターンシップ

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ドイツのレバークーゼン市にあるバイヤーマテリアルサイエンス社のホログラムチームにて研究職のインターンシップを経験させていただきました。研

修内容は最初の3週間は日本の3Dメディアに関するレビュー、残り5週間はホログラムシート上にインクを印刷し、ホログラムの変化を観察するものでした。研修2日目にして上司が1カ月ほど夏季休暇に旅立ってしまい少し焦りましたが、他の社員の方や他の研修生と仲良くなったりして研修はとても楽しいものでした。インターンシップ中は様々なことを頻繁に質問され、自分の考えや意見を発言する機会が多く、

自分の意見を整理し論理的に説明する力を鍛えるとてもよい練習になりました。また、一人一つのテーマが与えられる大学の卒業研究と異なり、多くの研究員で一つのテーマを研究するため、チーム内でのミーティングで自分の意見を述べることや自分の研究成果がチーム全体に生かされていることが興味深く嬉しかったです。

ドイツでの生活

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研修中はケルン市にある上司が用意してくれた一般のアパートで一人暮らしをしていました。寮やホームステイと違い他の学生との交流がないのが残念でしたが、交通アクセスが良いため旅行に行きやすかったり、スーパーや飲食店がたくさんあったり、地元の人と仲良くなったりして生活はとても快適でした。平日は朝7:00頃にアパートを出て、ケルン大聖堂を眺めながら電車で会社に向かい8:30頃から17:00頃まで働いていました。勤務時間は自由のようで、朝6:00頃に出勤し14:00頃帰っていく社員さんも多かったです。週末は平日より忙しく、ドイツの各都市はもちろん、フランス、イタリア、イギリス、ベルギー、オランダとドイツ周辺の各国へと足をのばし、旅行しまくりました。旅行中にはポーランド人、シンガポール人、トルコ人、イラン人、モロッコ人、チリ人の方など今まで出会ったことのない様々な国の方とお話をする機会にも恵まれ、見識が広がりました。皆、2011年3月の東日本大震災の心配をしてくれたことがうれしいと同時に、原発に関する質問にちゃんと答えられなかったことが恥ずかしかったです。今後は日本国内のニュースはもちろんのこと、世界のニュインターンシップを通じての感想ースにもっと関心を持とうと思いました。

企業で働くことによって、ドイツの文化を肌で感じることができることがこのプログラムの利点の一つです。中でも、上司をファーストネームで呼び、疑問に思ったことは何でも意見するフランクな社内関係、週末や夏季長期休暇を満喫し自分の人生をおもいっきり楽しむドイツ人のワークライフバランスなどはとても新鮮なものでした。また、プログラムには含まれていませんが、週末や有給休暇を利用してドイツ国内および周辺のヨーロッパの都市を旅行した経験は私の価値観や考え方を大きく変え、私を成長させてくれました。2カ月間、英語のコミュニケーション力やグローバルな視点、自己主張力など本当に多くのことを学ぶことができました。このような素晴らしい機会を与えてくださりかつ手厚いサポートをしてくださったドイツと日本のすべての方に感謝いたします。来年以降もこのプログラムが続き、一人でも多くの学生がこの貴重な経験をしてきてくれることを願っています。

八島 重夫

派遣先:Bayer Material Science

きっかけ

私がこのインターンシッププログラムを知ったのは、大学院に入学する2カ月ほど前でした。入学の手続きの書類の中にインターンの関連の書類が同封されており、それがきっかけで興味を持ち、このプログラムに参加しました。

インターン先

yashi.JPG私のインターン先はBayer MaterialScience社でした。この会社は、アスピリンで有名なドイツの製薬・総合化学メーカーBayer社の子会社で、プラスチックを主製品とする会社です。本社はドイツ西部のレバークーゼンという都市にあり、そこにある研究所でのインターンとなりました。私が配属されたのはレオロジー研究室で、ここでは粘度計を用いた物性の測定・評価が中心に行われていました。私のインターンでの課題は、粒子を混合したプラスチックの物性評価でした。実際の仕事内容としては、文献を読み実験の手順を立てる、実験、結果報告、そして上司とのディスカッションといった、大学の研究室と似たような感じでした。研究の中で様々な装置に触れることができたこと、実際の職場を見ることができたというのは非常に実りある体験でした。

職場で感じたことですが、彼らは仕事の効率にこだわるということ、そして休暇をしっかりとることです。私の職場ではボス以外はテクニシャンとして働いていました。彼らの仕事は、他の研究室から運ばれてきたサンプルを測定し、その報告をするというものでした。1日にかなりの量のサンプルが運ばれてくるのですが、あらかじめ処理できるサンプルの量を決め、それらをチャッチャと終わらせていきます。特にピリピリとした雰囲気はなく終始リラックスした感じで仕事をし、退勤時間になればすぐに帰るような感じでした。また、私が働いていたのが夏という長期休暇をとる時期であったため、皆3週間ほどの休暇を交代でとっていました。研究室の社員が全員集まった時がなかったと記憶しています。上司の話では、ドイツのある会社では有給休暇が40-50日あるそうです。将来そのような会社で働いてみたいものです。私が見たのは極一部の社員の仕事ですので、管理職など上層部で働く人々には当てはまらないと思いますが、労働環境は日本よりもはるかに恵まれているような気がします。

インターン中の生活

インターン中の生活ですが、平日は朝6時に出勤、昼4時には退社、その後は街を散歩したりビールを飲んだりしてリラックスして過ごし、週末は旅行に行くという仕事以外は遊んでばかりの生活でした。私のアパートは、大聖堂で有名なドイツ西部の都市ケルンで、平日週末問わず観光客で賑わう街でした。毎日の出勤でケルン大聖堂を眺めることができたのは今思えば贅沢なことでした。 生活面で感じたことをいくつか書いていきたいと思います。まず、ドイツのサービスは適当です(日本のサービスが世界の中でも群を抜いて良いだけですが)。列車は常に遅れますし、ショップの店員もレジが混んでいるのに友達と話し込んでいるのはよくある光景です。そのような中でも不満がでることなく心に余裕が持てるのは素晴らしいと思います。また、日本では「欧米では禁煙化が~」、「ドイツはリサイクル先進国(キリッ)」などと謳われていますが、全然そんなことはなかったです。駅前では皆がタバコをふかし空が曇っていました。ついでのポイ捨てです。リサイクルといっても、燃えるごみ、燃えないゴミの違いがあるぐらいです。ペットボトルや缶をお店に返せばお金の一部が戻ってくるという仕組みのため、ホームレスがごみ箱をあさってそれでペットボトルや缶が回収されていくのは面白いと思いましたが。現地で暮らして日本のメディアが知らせない部分を体験するというのは、海外生活の醍醐味だと思います。これからドイツへ行かれる学生は楽しんでください。

最後に

最後になりましたが,このような貴重な機会を与えて下さった大嶋先生をはじめ、本プログラムの関係者の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。

永冶 渉

派遣先: Evonik Industries

はじめに

私はEvonik Industriesという会社のインターンシップに参加しました.Evonik Industriesは世界有数の化学会社として名を馳せています.ドイツブンデスリーガで活躍する香川選手が所属するボルシア・ドルトムントのメインスポンサーであり,ユニフォームのロゴを見た方もいると思います.私の勤務先は,マルルという都市の化学工場でした.ルール工業地帯の一角で,多くの会社が集まっており,その一帯の敷地面積は6.5 km2 (京都御所の約9倍)にもなります. 私の仕事は,新しいプラント向けの運転データインターフェースを作る仕事でした.生産設備の稼働効率に関する指標である総合設備効率 (OEE) や,データベース言語のひとつであるSQLを勉強して,プラントの問題点を顕在化できるようなインターフェース作りに取り組みました.最初の2,3週間は主に勉強がメインで,残りの5週間程度で,実際にインターフェースを作りました.インターフェースに関しては,上司が必要最低限のことを指定する以外は,好きなようにやれという指示で,かなり主体的にインターフェース作りに取り組みました.特に,最後の3週間は上司が,長期休暇 (ドイツにはホリデーという長期休暇を取る制度がある) をとったため,私が他部署の方と直接連絡を取って打ち合わせをしながら仕事をしました.ちなみに,その上司は,そのホリデーの間に結婚をされ,ホリデーの前はガールフレンドと言っていたのに,帰ってきたらワイフに変わっていました.

日常生活

私が宿泊したのは,会社の寮でした.そこで,世界中から集まるインターン生とハウスシェアする形で生活を送りました.女性がタオル一枚でハーイと言いながら,シャワーから出てきたときは,大きなカルチャーショックを受けました.会社までは,自転車を会社から借り,15分かけて通勤しました.通勤道は木々が生い茂っており,気持ちよく通勤することができました. 一日の生活のリズムとしては,7時に起床,9時に通勤し,夕方5時に帰宅していました.帰ってからは,週末の観光の予定を立てたり,ハウスメイトと話をしたりして過ごしていました.ハウスメイトとは,文化の違いや将来のことなど,さまざまなことを話しましたが,自分の思っていることをうまく英語で伝えられずに,悔しい思いをすることもありました.それでも,英語を通じて各国の学生とコミュニケーションをとることは非常に楽しく,充実した寮生活を送ることができました.そのハウスメイトとは連絡先を交換し,今でもたまにメールで連絡を取り合ったりします. 週末には,各地に観光に行ったり,サッカーを見に行ったりしました.特に印象に残っているのは,ミュンヘンでのオクトーバーフェストです.会場はとにかく人が多く,歩くのも大変でしたが,1Lビールジョッキを片手に会場の参加者との交流を楽しみました.

おわりに

ドイツでの研修中は,職場でも普段の生活でも,ドイツはもちろん世界中の人と話す機会があり,自分の視野を広げることができたため,非常に有意義なものだったと思います.英語力の向上という点においても2ヶ月間で格段に向上するというよりは英語を流暢に話せるようになりたいと真剣に思えるようになったという点でとても良い機会だったと思います. 最後になりましたが,このような貴重な体験の場を提供してくださった大嶋先生ならびにドルトムント大学の先生方,私をサポートして下さったみなさまに感謝いたします.ありがとうございました.

岩瀬 一洋

派遣先:Cargill

コース選択で

「化プロコースには、修士の1回生時に2ヶ月間ドイツにインターンシップに行けるチャンスがある」と知った瞬間、創成コースか化プロコースかで迷っていた当時の自分は、本コースに進むことを決めました。それくらい、このインターンシッププログラムは私にとって魅力的なものでした。  コース選択の際、普通は各コースの学問的な特徴と、自分の得意(or不得意)科目や興味とを照らし合わせて進路を決めていくものだと思います。ただ、当時の私のようにドイツに行くのが楽しみで化プロを選択する人が毎年1, 2人いるような気がします。いいんじゃないですか?きっかけは単純なものでも。私に関して言えば、それまでの有機化学に対する興味よりも、海外インターンへの憧憬のほうが勝ってしまいました。どのコースに行っても、そのコースを選んでよかったと思えるかどうかは、入ってからのがんばり次第だと思いますよ。

ドイツでの生活

 

さて、ドイツでの話ですが、アメリカ資本のCargillという穀物メジャー会社のプロセス開発部門に配属されました。そこで新しく購入した装置を用いて、各種糖類の微粒子にナノ粒子を少量だけ付着させ、当該

糖類の流動性を向上させるための実験を日々行っていました。例えば、フルクトースの粉末を何百キログラムも貯蔵しておくと、数ヵ月後には岩のようにガチガチに凝集してしまい、売り物にならなくなってしまいます。しかし、ナノ粒子を添加することで、長期間大量に貯蔵してもサラサラのまま保てるようになります。  同僚の人たちは皆とてもフレンドリーでした。旅行好きな人が多く、昼休みは毎日のようにオススメの観光スポットの話を聞かせてくれました。昼休みの時間が終わっても話しつづけたのは一度や二度ではありません。

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自転車通勤

はじめは、アパートから会社へは電車とバスで行くように言われていましたが、私が滞在した地域は自然が多く残り景色が綺麗だったので、中古の自転車を買い1時間弱かけて自転車通勤していました。ドイツは基本的に車道と歩道、それと自転車道がそれぞれ整備されているので走っていてとても気持ちよかったです。

週末の楽しみ

週末は、体力的にも金銭的にも全力で弾丸旅行を敢行しました。金曜日は仕事が14時に終わるので(インターン生だからというわけでなく、管理職以外はみんなこの時間で帰宅)、仕事が終わり次第、近くで働いている友人と落ち合い、ドイツ国内はもちろん、ベルギー、オランダ、フランス、イギリス、イタリア各地を巡っていました。

おわりに

英語力の向上や就職活動のネタ作り、将来の海外勤務の予行練習とかいうよりも、純粋に「異国の地で働き、遊び、生活してみたい」という人に行ってほしいと思うし、その想いを比較的簡単に叶えてくれるチャンスが化プロコースには用意されています。最後になりましたが、本インターンシップに関わった全ての人に感謝いたします。