H28 ELCAS「化学工学」第1回開催
ELCAS 基盤コース「化学工学」分野の第1回を平成28年11月5日(土)に開催しました。7名の高校生が参加し,座学,実験,コンピューターシミュレーションを行いました。
第1回 マイクロデバイス1 -マイクロミキサーの設計-
グローバルサイエンスキャンパス京都大学「科学体系と創造性がクロスする知的卓越人材育成プログラム(略称 ELCAS)」は,平成20年度に理学部が開始した高校生向け科学力向上事業を母体に,平成26年度よりJST「グローバルサイエンスキャンパス」事業(平成26年度~29年度)として,全学の理系部局(工学部、農学部、薬学部、地球環境学堂、総合博物館等)に拡大されて,実施されています。化学工学専攻は今回初めて担当しました。
ELCAS「化学工学」分野
新しい物質を大規模に生産したり新エネルギーを実用化したりするためには,反応はもちろんのこと物質や熱の移動も考える必要があります。必要な技術を開発し,その技術を統合して一連のシステムを構築する。物理や化学,生物が組み合わさった複雑なプロセスの本質を捉えて理論化し,現実の最適解を求める。その理論体系が化学工学です。このプログラムでは,3Dプリンターやマイクロリアクターを使ってナノメートルサイズの粒子を合成し,自分で水素燃料電池を作ります。モノづくりと技術開発,システム構築の一端を体験してみてください。